わらべうたってなあに?
簡単に言うと、子どもが自ら創造して遊びながら歌ううたの事です。
子ども達が何らかの動作を伴って遊びながら歌っているうた、例えば、「お手玉うた」「てんまりうた」「なわとびうた」「はねつきうた」「じゃんけんうた」「お手合わせうた」「おはじきうた」「石蹴りうた」「鬼遊びうた」「となえうた」「絵かきうた」などをわらべうたといいます。
子どもの世界におけるわらべうたは、社会的・音楽的に捉えてみると、たとえ古いものであっても、現在ではすでに形が変わり、常に子どもの即興性や創造性が加えられて伝承されてきていますが、新しいものでも、それが基づいているリズムや音程感覚は、従来のわらべうたの伝統に依存しています。

明治以前は、日本人の100%に近い人々が音楽教育を受けることなく、ほとんど口伝えでうたを歌っていました。
特に子ども達の間に伝承されてきたうたは、ラドレという音を基に構成されています。
このラドレの音は、学校の音楽の授業で習うドレミファソラシドという音階とは全く違った原理で出来ています。
ドレミファソラシドが西洋で生まれて使われてきた音階に対し、ラドレの音は、日本で昔から使われていた音です。
このような音階の事をテトラコード(4度音程)と言います。
わらべうたは、このテトラコードが組み合わされて構成された狭い音域の歌いやすく覚えやすい音階で、日本語の高低アクセントやイントネーションに良くあった旋律の流れと、遊んでいる子どもの動作に伴うリズムの動きが自然にかみ合っています。
このようなわらべうたを伴う遊びの生活の中で、子ども達は自分流にわらべうたを創造し、即興的な変化を加えて自由な雰囲気を味わい、表現活動の面白さや楽しさを無意識に体験しています。

 

音楽的ねらいについて

音楽の基礎となるソルフェージュを練習すると、視覚、聴覚、運動の3つが結び付けられ思考の発達を助けます。
ソルフェージュ教育の中の音楽のリズムは、集中力、注意力、毅然とした態度を育て、動作は、身体表現を豊かにします。
リズムというのは、長い音と短い音の変化ですが、このリズム(拍)のもとは、鼓動です。鼓動は生命の音、絶対的なもの(宿命)です。
鼓動のテンポ(速度)を決定するのが動き(動作)です。
また、メロディーは、感情を育てます。音色は、感覚器官を磨きます。歌の言葉は言語表現を豊かにします。
言語学習と同じように、歌う事は記憶も発達します。